フリーランスが大阪で稼ぐなら高単価を死守すべし

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高単価を保て

高単価を保て フリーランスにとって、一番頭を悩ませるのが、報酬額の設定です。業界全体として一定の報酬基準を設けることは、自由競争に反しますし、公正な取引を妨げるものであるため認められません。しかしだからといって、低い単価で一気にシェアを奪い取ろうとしても、自分の首を自分で絞める結果となります。報酬額の決定には、クライアントとの間での駆け引きや世間的な見方など、フリーランス側の要望がすんなり通るものではありませんが、自分なりの報酬基準を持つことは大切です。

単価の設定

フリーランスが設定する単価の算出方法は、幾通りもあります。1か月に必要な金額を1か月の稼働時間で割れば、時間単価として最低限必要な額が算出できます。また業務ごとに必要な労働時間と難易度を見積もって、案件ごとの単価を算出することもできます。ただし案件の獲得は競争なので、他のフリーランスが同じ仕事をどの程度の単価で引き受けているのか、といった社会的客観的な基準も考慮に入れなければなりません。

クライアントの思惑

もちろん自分の実力は高いので、単価も高くて当然というのであればそれも良いのですが、クライアントの見方はフリーランスとは異なります。新たに仕事を依頼しようという場合、クライアントにとって、長く信頼関係を築くことができる相手を探しているのか、それとも単発で安ければ良いのかによっても、交渉力に違いが生じます。
長く継続的に取引をしたい相手であれば、相応の報酬を支払う代わりに、期待通り、あるいはそれ以上の質を求めるものです。そしてその期待に応えることができるという実績を上げれば、最初の契約がその後の報酬額の基準となるでしょう。つまり「お手並み拝見」という場合には、プロとしての実力を最大限に発揮することが重要であって、報酬を敢えて低くする必要はないのです。むしろその後の仕事の報酬の基準となるため、相応の報酬を最初に求めることが大切です。
一方の単発で使い捨てという場合には、相手の立場が強くなります。仕事の無い時には、単発から継続的な関係を夢見て、安くても引き受けてしまいがちですが、逆に継続することで終日忙しい思いをしながら収入は上がらないという結果になりかねず、また更に安く引き受ける先が見つかれば、あっけなく鞍替えされてしまうというリスクもあります。やはりあまりに安い仕事は、断る勇気も必要です。

単価を高く保つ

もちろんフリーランスとして活動する中で、時と場合によっては割引も致し方ありません。しかし単価そのものを下げてしまうのではなく、基準に従った報酬額を出した上で、今回限りの特別な値引きであるという点を伝えましょう。一度低い単価を設定してしまうと、値上げは非常に困難です。

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